異常気象多発時代!!今私たちが知っておくべきこと

異常気象

近年、世界では猛暑や干ばつ、洪水の多発、ハリケーンの強大化など、気候変動が顕著になっています。

日本でも、非常に激しい雨が頻発するなど、これまでにない雨の降り方となっています。

今後もより強大化した台風や集中豪雨などによる大きな災害が発生するリスクが叫ばれており、気象庁などは国民に備えを求めています。

地球温暖化が進む現代に生まれた私たちは、この「異常気象」の問題を避けて通ることはできません。

今回は、異常気象と地球温暖化について顕著なトピックを取り上げ、解説していこうと思います。

そもそも「異常気象」とは?

最近は大雨、大雪などの極端な気象現象が増えています。

「異常気象」という言葉も頻繁に耳にするようになって来ました。

ただ、「そもそも『異常気象』の定義っていったい何なのか」ということを知らないという方は少なくないと思います。

気象庁の定義によると、「気象や気候がその平均状態から大きくずれて、その地域や時期には平常的には現れない現象または状態のこと」とされています。

世界の気象機関は、この平均状態を定める統計期間として「30年間」を採用しているので、異常気象とは「30年間に1回以下しか発生しないまれな気象現象」ということになります。

しかし、このような厳密な異常気象の定義では示されない影響も、「異常気象」として捉えられることがあります。

たとえば、東京の気温は、昔と比べてかなり上昇していることが知られていますが、「30年」という単位で見ると、その平均値そのものが上昇し変化してしまっているため、上の厳密な定義で言うと「異常気象」とはなりませんが、しばしばこのような平均気温の上昇も「異常気象」として語られることがあります。

この記事でも、「異常気象」の厳密な定義には当てはまらなくても、広く「異常気象」として認識されることを取り扱っていこうと思います。

大気の運動のエネルギー源は太陽放射

「太陽放射」とは太陽が出す放射エネルギーのことで、「日射」とも呼ばれます。

太陽放射のメカニズムを解説すると長くなってしまいますのでここでは省きますが、太陽放射の主な組成は可視光線、赤外線、紫外線などです。

地球が太陽から受け取る放射エネルギーと、地球から外に放射されるエネルギーのバランスは、緯度によって異なっています。

低緯度地域(赤道付近)では、地表面が吸収するエネルギーが放射するエネルギーを上回っているのに対し、高緯度地域ではその逆で、地球から出て行くエネルギーが、受け取るエネルギー量を上回っています。

エネルギー分布のバランスを整えるため、低緯度地域から高緯度地域にエネルギーを輸送しなくてはならず、それが大気や海洋の運動を引き起こしているのです。

私たちを悩ませる「台風」も、実は低緯度から高緯度へ熱を輸送する仕組みのひとつなのです。

人間の活動が気候変動を起こす

気泡変動の原因は、「自然起源」と「人為起源」に区分することができます。

文字通り、「人為起源」は人間が活動することに由来するもので、「自然起源」は地球そのものの活動に由来するものです。

地球では、大気と海洋と陸地のそれぞれで、数年から数百年のスケールでさまざまな相互作用が起こり、気候に影響を及ぼしているほか、火山や太陽の活動に起因する気温変化などもあります。
このようなものが、「自然起源」とされます。

一方人間は、化石燃料を燃焼させて経済活動を行うことで便利な生活を実現すると同時に、地球温暖化に寄与する二酸化炭素などの温室効果ガスを排出してきました。

具体的には、発電、運輸、商業、工業など、さまざまなものが挙げられます。これらが「人為起源」です。

2014年に公表されたIPCC第5次評価報告書には、20世紀の気温の上昇は人為起源の影響がかなり高いということが定量的に表現されています。

IPCCとは、Intergovernmental Panel on Climate Change(気候変動に関する政府間パネル)のことで、国際的な専門家でつくる、地球温暖化についての科学的な研究の収集、整理のための政府間機構です。
そしてIPCC報告書というのは、IPCCが発行する、地球温暖化を評価する報告書です。

温室効果ガスがもたらす影響

「温室効果ガス」というと二酸化炭素が思い浮かぶ、という方が多いと思いますが、温室効果ガスはもちろん二酸化炭素だけを指しているのではなく、「赤外線を吸収・放出する性質を有する気体」の総称です。

二酸化炭素以外には、メタン、一酸化二窒素、フロン類などが温室効果ガスとして知られています。

温室効果ガスは、「地球全体をあたかも布団のように覆い温めている」という表現がされることがあります。

ちなみに、もし温室効果ガスが存在しなかったら、地球の表面の温度はマイナス19℃になるだろうと試算されているそうです。

現実には、温室効果ガスが存在することで地球の平均気温が約14℃に保たれ、多くの生物種が繁栄することができています。

なので、「温室効果ガス」自体は決して悪いもの、というわけではなく、むしろ生物の繁栄のためになくてはならないものなのです。

しかし、「人為起源」によって必要以上の多くの温室効果ガスが排出されることによって地球温暖化が進んでしまい、地球に悪影響を及ぼしてしまうといわれているのです。

減り続ける海氷

北極海や南極大陸周辺には、海水が凍ってできた氷(「海氷」)が浮かんでいます。

この海氷の面積は、季節によって増減を繰り返しているものの、世界全体で長期的に見ると、減少傾向にあることがわかっています。

太陽光を反射しやすい白いか意表が減って海面が見えるようなると、太陽の熱が吸収されやすくなり、氷より暖かい海が大気に触れることで大気が暖められ、さらなる海氷の減少につながると考えられています。

実は、温暖化対策を行わなかった場合、21世紀半ばには毎年9月に北極海の海氷がほぼなくなると予測されています。

また、陸上を覆う厚い氷(「氷床」)も、南極大陸やグリーンランドで減少傾向にあるといわれています。

陸上の氷床が融けて海に流れ込むことは、海面を上昇させる大きな要因となっています。

海面上昇については、地球温暖化によって暖かくなった海水の膨張も主な原因だといわれています。

頻発する極端現象

日本では近年、大雨や異常高温などの極端現象による災害や被害が増えています。

「極端現象」は、言葉としては「異常気象」に近いですが、厳密な定義はありません。

世界的に見ても、このような極端な現象の頻度や強度は増加傾向にあるとのことです。

極端な高温や大雨に加え、期間の長い干ばつも今後増える可能性が高いと予測されています。

さらに日本付近では、これまで以上に強い勢力を持った台風が増加することも予想されています。

まとめ

この記事では、地球温暖化や異常気象についての基本的な事項を取り扱いました。

今後はもう少し掘り下げて、雨、風、雪などにおける異常気象それぞれに焦点を当てた記事も書いていきたいと思っています。

また最終的には、地球温暖化や異常気象に対して今どんな対策が行われているのか、そしてそれらにはどんな効果が期待できるのかについてもまとめたいと思っています。

(最初はそれらすべてひとつの記事にまとめようかとも思ったのですが、論文のように長くなってしまって読者の皆さんも読む気がうせるような記事が出来上がる未来しか見えないので、いったんここで区切らせていただくことにします。すでに3000次文字超えてるしね。)

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