スーパー理系音痴の私でも理解できた化学の参考書

理論化学が面白いほどわかる本

化学は、大学受験で理系を選択した人の多くが取る科目でしょう。

特に2科目選択しなければならない場合、たいていの人が「化学+生物」もしくは「物理+化学」ですよね。

といっても、かくいう私は文系でしたので、受験の時はセンター用に「化学基礎」と「生物基礎」を学んだだけでした。

しかし大学で、いろいろわけあって化学を取らなくてはいけなくなったのです。しかも、高校で習う化学の範囲(化学基礎ではありません)は、既に理解している前提の授業でしたから、高校化学を学習していない私は、慌てて化学の教科書を買いに行きました。

挫折した最初の2冊

その時買ったのはチャート式。
深く考えて選んだわけではありませんでした。受験の時、数学のチャート式をやりまくったので、頭の中にチャート式の印象が強く残っていたんだと思います。

数日後その参考書を開いて勉強開始。

・・・結果は挫折。
体心立方格子とか面心立方格子のあたりで訳が分からなくなりました。
たしか密度の計算で躓いたんだったと思います。
今思うとそんなに難しい話じゃないんですけどね。なんで分からなかったんだろう。。。

正直、チャート式で化学を勉強しているとき、「自分って本当に頭悪いな…。と感じました。」

・・・あれ、どこかから声が聞こえてきそうですね。
「何言ってるんだ、お前東大だろ。。。別の記事で読んだぞ。」
と。

勘違いしていただきたくないので言っておきますが、「東大だから頭がいい」というのは少し違います。特に私は文系受験だったというのもあり、「受験勉強って、頭使って考えるというよりは、作業をこなすって言う方が近いな。」と感じていました。覚えるべきことを効率よく覚える要領の良さは確かに必要かもしれませんが、それと頭がいいこととは違います。

まあ「頭がいい」の定義は難しいですが、私のイメージでは、理解力や思考力、想像力や創造力を総合的に持っている事だと思います。
別に東大の文系に受かるだけだったら、要領よく作業がこなせれば十分でしょう。

結局何を言いたかったかというと、私は決して頭がい良い方ではないということ、そして、最後にご紹介する3冊目の参考書は、その私でもきちんと理解できた、ということです。

さてさて、話を戻します。

チャート式は難しい(というより自分の理解力がないだけですが)というわけで、新しい参考書を買いに出かけました。その時購入したのは、「理解しやすい化学」。
有名なシグマベストのやつですね。
ネットでの評判は良かったですし、「理解しやすい」というタイトルを信じて買いました(笑) 単純。

そして勉強開始。

・・・結果は惨敗。
正直チャート式の時よりひどかったです。
参考書が、ではなく私の状態が。
正直今まで勉強が嫌だと思ったことはあまりなかったんですが、化学のチャート式で挫折したことで「やめ癖」みたいなものがついてしまったというか、なんとなく「化学は難しい。嫌だ」みたいな感情が染みついてしまってたんですよね。
というわけで、「理解しやすい化学」を始めても、最初から「どうせまた分かんないのかな」みたいな気分だったので、挫折も早かったです。
どこで挫折したのかすら覚えていません。

しかし大学で化学の授業が始まる日はどんどん迫ってくるわけで、さすがに「このままではまずい」という感情に駆られ、第三の参考書を買いに書店に走ったのでした。

 

3冊目購入

そこで目に留まったのが、『宇宙一わかりやすい化学』と、今持っている『理論化学が面白いほどわかる本』(有機化学、無機化学もあります)の2冊でした。

どちらも若干タイトルが胡散臭い(笑)と感じながらも、せっぱつまっていた私は、まず『理論化学が面白いほどわかる本』を手に取りました。

まず驚いたのは、分量の多さ。分厚い(2.5cmくらい)のが3冊(理論化学、有機化学、無機化学)もあるではないですか。
見ただけで挫折しそうでしたが、やっぱり量が多いってことはその分解説が詳しいんだろうなと思いなおし、中を開いてみました。

印象的だったのは、図や絵の多さ、そして計算式の説明の詳しさでした。
これだけ解説が詳しければ、分量も多くなるなと納得しました。

これなら自分にもできるんじゃないかと思い、早速購入。(『宇宙一わかりやすい化学』も一応見てみて、わかりやすそうだなとは思ったんですが、直感でこっち(面白いほどわかる本)を選びました。)

家に帰ってしっかりと読んでみると、それまで買った参考書とは違う感覚を覚えました。

書いた先生の熱意が伝わってくる参考書

この本を読んでいて他と違うなと思ったのは、これを書いた先生の「化学を理解してほしい。そして化学の楽しさを味わってほしい」という気持ちが、最初はなんとなく、そして次第にはっきりと伝わってきたということです。

私は、以前別の参考書でも同じ感覚を味わったのを懐かしく思い出しました。
それは『ナビゲーター世界史』です。
受験生時代にお世話になったこの本も、著者の鈴木先生が、私たち学生に、世界史を学ぶ面白さを伝えたいと強く思っていらしゃるということが、とてもよくわかりました。

私はナビゲーターが大好きで、友人や家族に勧めたほどでしたが、どうやらこの『理論化学が面白いほどわかる本』も、私にとってそういう本になりそうです。

この記事を書いている今、ちょうどこの「理論化学」を読み終えたところですが、自分でも驚いたことに、躓いたところが一つもなく、すらすらと読み進めることができました。
もちろん、暗記しなければならないところなどは、これから何度も読み返さなければならないでしょうが、理解できなくて何度も読む羽目になる、ということは一切ありませんでした。

これから「無機化学」「有機化学」も勉強しなければなりませんが、この調子なら、学校での授業に十分間に合いそうです。

 

高校生にも大学生にもにもお勧めできる参考書

私のほかにも、「文系だったのに大学で化学を取らないといけない」という人はいるかもしれません。
そんな時、ぜひこの参考書はおすすめです。

また、もちろん、これから受験する高校生にも自信をもってお勧めできます。

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