『家なき娘』は小学校高学年~中学生におすすめ!読書感想文を書く際のポイントも解説

家なき娘

『家なき娘』(『家なき少女』)という小説をご存知でしょうか。

もしかしたら、「ペリーヌ物語」と聞けばわかるという方もいらっしゃるかもしれません。

両親を亡くした少女が、長い旅をし、様々な苦難を乗り越え、懸命に生きていく物語です。

私が初めてこの物語に出会ったのは、小学校低学年の頃、「ペリーヌ物語」が大好きだった祖父にアニメを見せられたのがきっかけでした。
(まだ幼かったので、ストーリーを完璧には理解できていませんでしたが、、)

原作を読んだのは、大きくなってからのことです。
上下二冊にわたっていて、児童文学にしてはかなりのボリュームだなと感じました。

最近テレビでアニメ(再放送)が放映されていたときも、懐かしくなって熱心に見てしまいました。
(というかこの記事、アニメが放映されている最中に書けばよかったですね、、、なんで今頃になって書いてるんだろう、、、)

この『家なき娘』は、小学校高学年から中学生におすすめの小説です。
ちょうど主人公のも13歳という年齢なので、その年齢に近いお子さんが読めば、共感できるところなども多いかもしれません。

以前、小学校低学年から中学年向けの『小公女』についての記事を書いたので、今回はもう少し上の年齢のお子さん向けの本もご紹介しようと思い、私のお気に入りでもある『家なき娘』についての記事を書くことにしました。

この物語は、児童向けでありながら非常に色々なことを考えさせられる小説なので、読書感想文にもおすすめの本です。

作者エクトール・マロについて

この本の作者エクトール・アンリ・マロはフランスの小説家で、優れた児童文学を数多く残しました。

若いころは劇作家を志していたそうですが、それはかなわず、小説家になったとのことです。

『家なき子』と、その姉妹編の『家なき娘』は彼の代表作の一つです。

『家なき娘』あらすじ

主人公ペリーヌは、13歳の少女。

父を亡くしたペリーヌは、母とともに、ギリシャからフランスのマロクールに向かい旅をします。
マロクールには、父方の祖父であり、大工場の経営者でもあるビルフラン・パンダボワヌがいるのです。

しかし、長く辛い旅の途中、ペリーヌの母は病に倒れ、息をひきとります。

残されたペリーヌは、一人で旅をしてマロクールへたどり着きます。
しかし、祖父であるビルフランは、インド人の母のことを憎んでいたため、おいそれとは孫だと名乗ることができません。
そこでペリーヌは、「オーレリー」という偽名で、祖父の工場の女工として働くところから始めます。

生来、芯が強く賢い娘であったペリーヌは、自らの才能や特技を生かして工場に貢献し、ビルフランに認められていきます。

そして最後には…

とまあ、あらすじはこんな感じです。
ちょっと簡単にまとめすぎたかもしれません。
本当はものすごくたくさんの試練があり、ひとつひとつそれを乗り越えていくのですが、とてもここには書ききれません。

『家なき娘』は読者感想文にもおすすめ

この物語は、子供が読む本にしてはどちらかというと長い方ですが、物語の流れとしては、「不幸や辛いことが度重なる中、主人公の少女が苦難にめげずに強く賢く懸命に生き、最後には幸せになる」という、わかりやすいストーリーです。

そのため、読書感想文を書く題材としてもいいのではないかと思います。
「ペリーヌはとても賢くて心が強く、そして優しい少女だけれど、両親はどんな風にペリーヌを育てたのだろうか」
「なくなったペリーヌの父はいったいどんな人物だったのか」
「ペリーヌが苦難にあったときこのようにした。自分だったらどのようにしただろうか」
「頑ななビルフランは、ペリーヌのどのようなところに惹かれたのか」
「ペリーヌが工場を継いだら、パンダボワヌ工場はどのようになるか。発展を遂げるのか。工場で働く人の生活は良くなっていくのか」

など、ぱっと思いつくだけでも考察できる内容がこんなに出てきます。
これだけでも5000文字以上にはなりそうです笑
小学校の読書感想文は大体原稿用紙数枚だと思うので、これでも十分すぎるくらいだと思います。

もちろん、ここに挙げた以外にも、感想文の題材になることがらは無数にあるでしょう。

このように、ペリーヌ物語は、子供に考えるきっかけを与えてくれる内容が盛りだくさんです。
小学校高学年のお子さんにとって、難しすぎず、簡単すぎもしないので、読書感想文を書くにはとてもよい本なのではないでしょうか。

良い物語は心の栄養

以前、私がペリーヌ物語のアニメを懐かしがって見ていたとき、母が「ペリーヌはあなたの心の栄養ね」と言っていて、私はなるほどなど思いました。

そんなふうに考えたことはありませんでしたが、確かにペリーヌ物語を見ていると、心が洗われるような気持ちになり、自分も強く賢く、優しい人でありたいなと感じます。

この物語に限らず、今までたくさんの物語が、私にとっての「心の栄養」になってくれている気がします。

皆さんも同じではないでしょうか。
きっと子供の頃に読んだ本やまたテレビ番組を見などから、大なり小なり影響を受けて育ってきたことと思います。

以前『小公女』についての記事でも似たようなことを書いたような気がしますが、子供時代に触れた物語は、その後の人格形成に大きく関わることになると思います。

ぜひお子さんたちに、素敵な「心の栄養」を、たくさん与えてあげてくださいね。

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