メキシコで考古学者がマヤ文明の遺跡や化石を発見!でもそもそも「マヤ文明」って?

マヤ文明

メキシコにある世界最大の水中洞窟で、マヤ文明の遺跡や化石が発見されました。
このことが発表されたのは、2018年2月19日のことです。

これらを発見した考古学者たちによると、洞窟内では巨大なナマケモノの化石や、精巧に建造されたマヤ文明の神殿などが見つかったそうです。

私はこのニュースを見て、「なんだかすごそうだけど、そもそもマヤ文明ってなんだっけ?世界史で習ったけどなんとなくしか覚えてない」という状態だったので、マヤ文明について色々と調べて見ました。

私と同じような感想を持たれた方もいるのではないかと思うので、今回は「そもそもマヤ文明とはどんな文明だったか」について、まとめていきたいと思います。

「マヤ文明とはどんな文明か?」と問われて、詳しく説明できる日本人はそう多くないと思います。
「世界史でちょろっと習った程度で、ざっくりとしかわからない」という感じではないでしょうか。

たしかにマヤ文明が栄えたメキシコや中央アメリカ諸国は、多くの日本人にとって、あまり親近感のない地域かもしれません。

私もそうです。
受験の時世界史を選択したので、ある程度世界各国の国名を覚えなければならず、中央アメリカ諸国の国々や頑張って覚えようとしましたが、馴染みのない国々なのでなかなか頭に入らず、覚えるのが大変でした。

しかし私たちは、自分ちが思っている以上に、アメリカ大陸の古代文明の恩恵を受けています。
トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモ、トマト、トウガラシなどのアメリカ大陸原産の栽培植物は、世界の作物の6割を占めているのです。

また、マヤ人は現在も800万人以上いて、計30のマヤ諸語を話し、文化を力強く創造し続けています。

それでは、「マヤ文明とは何か?」について、早速見ていきたいと思います。

石器の都市文明

マヤ文明は、今から1万2000年以上前、アジア大陸からアメリカ大陸へ進出したモンゴロイド先住民の末裔が、ユーラシア大陸やアフリカ大陸などと交流することなく、独自に築いた都市文明です。
時期としては、日本の縄文時代から室町時代に相当します。
長いですね、、、。

マヤ文明では、16世紀まで鉄器を用いることなく、石器を使い続けました。

「石器」と聞くと、日本の旧石器時代などを思い出し、「未開で原始的」と思われるかもしれません。

しかしマヤ人は、高さが72メートルに及ぶ巨大な石造の神殿ピラミッドが林立する都市を築き上げました。
とても「原始的な石器時代」というイメージにはおさまりませんね。

マヤ文明では、文字、暦、天文学が、16世紀以前のアメリカ大陸で最も発達しました。

しかし専門の天文学者はおらず、支配層である工芸家たちが天文観測も担いました。
彼らは、夜空の星を肉眼でで驚異的に正確な天文観測を行い、人類史上でゼロの概念を最初に発明しました。

またマヤ文明は、機械に頼らない「手作りの文明」でした。
車輪の原理は知られていたものの、大型の家畜がいなかったために、荷車や犂は発達しませんでした。
マヤ人は石器を主要利器として不自由なく生活し、多くの人員を動員して基本的に手作業の技術と人力エネルギーで都市文明を築き上げました。

鉄器が用いられなかったことは、マヤ文明が旧大陸の諸文明よりも「遅れていた」のではなく、非常に洗礼された「石器の都市文明」であったのです。

考古学からみたマヤ文明

長きにわたり、マヤ文明は「神秘と謎の文明」というような見方がされてきました。

しかし、20世紀後半から、考古学と関連諸科学の学際的な研究が積み重ねられて、そのような見方が拭い去られようとしています。

近年のマヤ考古学の成果から、人々が実際にどんな暮らしをしていたのかが具体的に分かるようになってきたのです。

またマヤ文字の研究も進み、石碑などに刻まれた王や貴族の事績や戦争など王朝史が詳細に解読されています。

 

マヤ文明には、先古典期、古典期、後古典期があり、マヤ文明の起源は先古典期中期(前1000年~前400年)にさかのぼります。
グアテマラのセイバル遺跡では、公共祭祀建築や公共広場が建造されました。

マヤの人々は、黒曜石や翡翠(ひすい)のような重要な物資、観念や美術・建築様式などの知識を交換して、文明を築き上げていきました。

先古典期後期(前400年~後250年)には都市や文字が発達し、階層化した都市文明社会が形成されました。

 

マヤ文明は古典期(250年~1000年)にさらに発展し、都市群は数万人の人口を擁して、神聖王を頂点とする政治・経済・宗教の中心地として栄えました。
これらの都市を核として諸王国が発達したのです。

国家儀礼、儀礼的踊りや音楽といった、王や貴族のパフォーマンスを通して伝達・強化される宗教は、王権を強化するうえで重要な要素でした。

王朝間や王朝内では、権力闘争や戦争が繰り広げられました。

 

マヤ文明は、16世紀以降にスペイン人の侵略によって破壊されましたが、現在でも800万人以上のマヤ人がおり、その人口は増え続けています。

マヤ文明を学ぶ意義

マヤ文明を学ぶことは、ただマヤ文明史に関する知識を身につけるだけでなく、現代マヤ人の歴史・文化伝統やラテンアメリカ諸国の異文化理解においても重要です。

マヤ文明の諸王国の成功や失敗の要因を探ることにより教訓を得て、現代の諸問題を解決する糸口について、新たな視点を提供することができるかもしれません。

マヤ文明を学ぶことにより、世界の様々な文明の共通性や多様性を再確認するとができるでしょう。

これからも、マヤ文明についてさらなる研究が進むことが期待されます。

まとめ

マヤ文明について詳しく説明しようとしたら、何十万文字という論文になってしまうでしょう。
私も勉強量が全く足りません。

そのため今回は、「マヤ文明」のほんのさわりだけ、お伝えする形となりました。

もしこの記事をきっかけに、マヤ文明に興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、とても嬉しく思います。

あとがき

最初に書いた通り、私はこの記事を書く前、マヤ文明についての知識がほとんどありませんでした。
しかし、歴史にはもともと興味を持っていますし、記事を書くためにも色々な文献に触れ、有意義な学びをすることができたと思います。

「ブログ記事にまとめなきゃ」と思うと、ただなんの目的もなしに文献を読むよりは、集中力も注ぎますし、質の高いインプットができるような気がします。
やはり、良いインプットをするには、常にアウトプットを意識することが大事だなと感じました。
もちろん、アウトプットはブログだけではなく、人に話したり、日記を書いたりなど色々な手段があるとは思いますが。

私はせっかくブログを書いていますので、これからもできるだけ質の高いインプットをし、そして質の高いアウトプットで皆さんに良い記事をお届けできるよう、頑張っていきたいなと思います。
(なんだか最後は小学生の作文みたいになってしまったけれど気にしないでください笑)

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